本格的な観葉植物の選び方

観葉植物の育て方

観葉植物の大きさ、規格や種類

観葉植物を選ぶ前に

観葉植物を購入するに当たって、何を基準に選べばよいのでしょうか?
何か植物を置きたいな、と思ってパソコンを開いたとき、たくさんの観葉植物が目に飛び込んできます。初心者は、その形や緑の美しさに、ただ目を奪われ、一体この中から自分はどれを選ぼうかと、途方に暮れるのではないでしょうか?

どんな観葉植物を買おうか?

 初心者はありふれた観葉植物を選びましょう
誰しも、自分だけの植物を欲しいと思うのは自然です。でも最初はありふれた観葉植物、ポトス、幸福の木などから始めてください。ありふれているということは、丈夫で、美しく、しかも安いということです。それでも、その観葉植物は植物という生命について全てを教えてくれます。最初から変わった珍しい観葉植物を選ぶと、自分の育て方が悪かったのか、元々日本の環境に合わないために枯れたのか分からないまま、放り出してしまうことになります。

いつ観葉植物を買うか?

 買いたいと思ったときが買い時です。観葉植物との出会いは恋人との出会いと同じです。朝、目を覚まし、周囲を見回したとき「緑があったらなー」と思ったら、すぐパソコンを開き、あなたの観葉植物を探しに行くのです。冬でも関東以西なら、ほとんどの種類を宅配便で購入出来ます。残念ですが北関東以北や雪国の方は寒さが厳しくなる前か、春以降に購入なさってください。

観葉植物を置くスペースは良く考えて

 観葉植物は同じ種類でも大きさが色々あります。オフィスの場合はスペースの余裕があるので問題にすることもないのですが、個人の住まいでは、家具、調度であまり余裕がないのが普通です。観葉植物はそれを置くスペースだけでなく、周囲にある程度の空間がないと光を遮られたり、空気が動かず、生育環境が悪くなります。どこに置くかあらかじめ考えておきましょう。

用途・目的に応じた観葉植物の選択

緑豊かな観葉植物

 観葉植物を買う第一の目的は、みずみずしい緑あふれる葉の美しさを楽しむことですから、葉が大きく、たくさん着いているものになります。10号の大型鉢だと迫力があります。お奨めはポトス、幸福の木、アレカヤシ、パキラ、上級者向きですがウンベラータがあります。

長持ちする観葉植物

 病虫害が少ないため丈夫で、成長が遅く形があまり変わらない植物がこれにあたります。シュロチク、観音竹などの和風鉢葉10年でももちます。ゴムノキも丈夫で長持ちですが丈が高くなりますので、適当な高さで止める必要があります。

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スリムな観葉植物

 事務所の受付など横に広がらないものが欲しい場面があります。お奨めはポトス・タワーです。みずみずしい緑の柱そのものです。新しいうちはユッカはかなりスリムです(成長とともに葉が広がってきます)。コンシンネ・マジナータも新しいうちは葉が立っていますので、かなりスリムです。

お祝いに適した観葉植物

 植物の性質からお祝いに適するとか適しない物はありません。どんな観葉植物でもお祝いに使えます。ただ、縁起かつぎや植物の愛称から、特に贈答に多用されるものがあります。おめでたい竹の連想から、シュロチク、観音竹は新築祝い、和風飲食店の開業祝いの定番になっています。最近ではドラセナ属のサンデリアーナを編んで一つの鉢に仕立てたミリオンバンブー(開運竹)がお祝いによく贈られるようになりました。お店の開店には発財樹という愛称があるパキラも使われます。商売が成功してお金が貯まるようにとの期待がこめられています。結婚や新築、誕生祝いには幸福の木がよく贈られます。お友達の結婚祝いには幸福の木6号鉢などは大きさ、価格が手頃で一番の売れ筋です。

目隠しになる観葉植物

 オフィスでは原則的にプライバシーはありませんが接客コーナー、休憩コーナーなど、完全な露出は避けたい場所があります。観葉植物での目隠しは、視界を完全に遮断せず、視線が合わない程度に遮るので圧迫感がありません。その用途には葉が多く大きなものがいいに違いないのですが、広がりすぎでは邪魔になります。ポトス10号、ベンジャミン10号、カポック10号、ゲッキツ10号、ゴム10号など必要な本数をさりげなく並べます。

寒さに強い観葉植物

 観葉植物はほとんど熱帯、亜熱帯原産の植物ですから、関東以西でも屋外で日本の冬を越せるものはありません。ただ、玄関など屋内の寒い部屋程度なら超えられる観葉植物はあります。シェフレラ(カポック)、ゴム、ゲッキツ(シルクジャスミン)、ヒロハドラセナ(ターミナリス)、シュロチク、観音竹、コルジリネ・ストリクタは比較的寒さに強い観葉植物です。

明るくない部屋に置ける観葉植物

 観葉植物の多くは熱帯や亜熱帯のジャングルの下の方で生育しています。弱光でも生育できる為に屋内鑑賞用の植物として使われます。とはいえ照明しない屋内は観葉植物にとってもかなり暗い場所になります。観葉植物はなるべく窓の近くに置いていただきたいものですが、かなり弱い光でも元気にしている植物があります。モスグリーンの大きい葉がしっとりと美しいアグラオネマは自信をもってお奨めできる観葉植物です。

水やりを忘れがちな人に贈る観葉植物

 昼間お仕事でおうちにいらっしゃらない方に観葉植物をプレゼントする際、枯らされることを心配してしまいます。そんな方には多肉植物やサボテンが安心です。この種の植物は水の少ない過酷な環境に耐えますので、水をやらずに枯らすことは、ほとんどありません。またユニークな形状はオブジェとして部屋の雰囲気をエキゾチックなものにしてくれます。その代わり光は必要です。

和風イメージの観葉植物

 江戸時代から日本で観葉植物として楽しまれている、シュロチク、観音竹はヤシ科の植物ですが、竹の葉に似た葉がすがすがしく、落ち着いた雰囲気を作り出します。

ベランダなど屋外に置く観葉植物

 都市部のマンションにお住まいの方が増えていますが、便利な代わりに緑がなく無味乾燥な思いをされることが多いのではないかと思います。窓の外に目をやっても、目に入るのがコンクリートの建物の壁ばかりではがっかりです。そういう方のためにベランダで育てる観葉植物もあります。静かなブームになっているのが竹の鉢です。金明竹、金明孟宗竹、大名竹、黒竹など種類が増えました。その他、竹でなくシマトネリコトという屋外用観葉植物は豊かな緑で街路樹のような趣があります。飲食店のエントランスを飾るのによく使われますが、ベランダ用にも使えます。どんな植物を置くにせよベランダに設置する場合は風で倒れない対策と、乾きやすいので水やりの習慣をつけていただくことが必要です。

個人の机の上で楽しめる小さな観葉植物

 仕事場や勉強部屋で、ちょっと目を休めるとき、小さな観葉植物があればいいと思いませんか。そんな用途に苔玉はいかがでしょう?お皿一枚のスペースがあれば緑が楽しめます。もちろん水や土をこぼす心配もありません。

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土を使わない観葉植物

 小さな子供さんがいらっしゃるご家庭では大きな植木鉢は邪魔になります。ひっくり返されたらお掃除が大変です。また食卓に緑を置きたい場合もあります。そんな場面でお奨めしたいのが観葉植物のハイドロカルチャです。土の代わりに素焼きのボールで植物を植えつけています。この方式は土植えの鉢に比べ、水やりの回数も少なくてすみ、土に住む虫の発生がなく衛生的です。

空気清浄効果のある観葉植物

 観葉植物は大なり小なり、微量の有機ガスを吸収して無害化するという報告があります。サンセベリヤなどはその効果が大きいとして一時話題になりました。しかし、そのような効果を過信することは危険です。新築のお宅やリフォーム仕立ての場合は塗料や接着剤から微量の有害有機ガスが出ますが、それはあくまで喚気によって除去すべきです。植物による目に見える吸収効果を期待するなら部屋一杯に植物を置かなければなりません。

花が咲く観葉植物

 緑だけでは、色気がないという場合は花観葉植物があります。パイナップルの仲間のアナナス類は本物の花は小さいのですが花茎についている苞が赤や、ピンク、黄色に色づいて大きな花のように見えます。室内でも一月以上持ちますので、普通の花鉢を置けない室内で鮮やかな花を楽しむことが出来ます。スパティフィラムは白い仏炎苞(水芭蕉の花形)が美しい清楚な花です。残念ながら花が終わり葉っぱだけになると、ちょっと淋しい。
その他、ほとんどの観葉植物にも花は咲きます。しかし大きく美しい花を咲かせるものはあまりありません。鑑賞に耐えるものはアグラオネマくらいです。白い花が咲きます。

湿度調節作用のある観葉植物

 最近の建物は機密性が良くなり、冬季に暖房すると部屋の湿度は簡単に30%以下に下がってしまいます。そして喉が痛くなったり、目が乾いてかすむということが起きます。特にディスプレイ作業の多いオフィスでは深刻な問題です。加湿器を設置することである程度、問題は解決しますが、緑の天然加湿器があればもっといいのではないでしょうか。ヤシ類は水が好きな植物で大量に吸い、大量に蒸散します。アレカヤシの大型鉢は明るい暖かい部屋ではびっくりするくらい水を吸います。蒸散される水は全く不純物を含まない水分ですから部屋の湿度調節にもってこいです。一方、夜や気温が低い時には蒸散は起きませんので湿度が不必要に高まることはありません。一石二鳥でいいことずくめのようですが、注意すべき点は、それだけ水を吸う植物には、それなりに水やりの回数や量が大きくなりますので、ちゃんと面倒を見てやらなければなりません。

オブジェのような観葉植物

 植物らしくないユニークな形状の観葉植物はほとんどが多肉植物、サボテンの仲間です。乾燥、低養分の過酷な環境を生き延びるために自らの植物体を変形した結果です。柱サボテンのようなユーホルビア(大雲閣)はポピュラーですが、スタッキーなどは緑の棒としか見えません

スペースがない部屋で天井から吊るす観葉植物

 スペースがない部屋で楽しむ観葉植物
観葉植物を置きたくても場所がないという場合には、天井から吊るす吊鉢をお試し下さい。5号や6号鉢のような中型鉢でも植物が目線と同じか、高い所にありますので視野に入る緑の効果は相対的に大きくなります。管理が簡単なポトスやエレンダニカがお奨めです。

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